バイク用ミラーシールド：快適な視界を保つためのお手入れガイド　EXTRA SHIELDを、いつまでもクリアな視界で快適にお使いいただくために。

May 23, 2025

はじめに

お客様から製品に関するお問い合わせをいただく中で、ミラーシールドのお手入れ方法や取り扱いについて、関心をお持ちの方が多くいらっしゃると感じております。ミラーシールドはデリケートな製品であり、ご使用状況によっては状態が悪くなることがございます。製品本来の性能を最大限に引き出し、長くご愛用いただくためには、適切なケアが大変重要となります。

当社のEXTRA SHIELDは、視界のクリアさと高い機能性を追求し、シールド本体には信頼のあるメーカー純正品を使用しています。特殊ミラー被膜により視界の歪みを最小限に抑え、長時間のライディングにおける眼精疲労の軽減を目指しています。また、眩しさだけでなく、目に有害な紫外線も99％カットする機能を持っています。これらの性能を維持し、安全な視界を確保していただくためにも、正しいお手入れ方法をご理解いただくことが大切です。

そこでこの度、ミラーシールドの特性と、その状態を良好に保ち、安全な視界を確保していただくための大切なお手入れ方法について、詳しくお伝えする記事を作成いたしました。EXTRA SHIELDを含むミラーシールドのご使用経験がない方や、日頃のお手入れについて改めて確認したいとお考えの方にとって、この記事がメンテナンスの参考になれば幸いです。

ミラーシールドのデリケートな特性とご使用上の注意点

ミラーシールドは、眩しさを和らげ、ヘルメットの雰囲気を変えることができる人気のアイテムです。その表面にはデリケートなミラー加工が施されており、ミラー加工の状態を良好に保つことが、ミラーシールド長くお使いいただく上で大切なポイントとなります。

①表面への摩擦を避ける

ミラーシールドの表面は非常にデリケートです。硬い素材や研磨剤を含むものでこすったり拭いたりすると、表面加工に傷や剥がれが生じる原因となります。ティッシュペーパーやトイレットペーパーなども繊維が固いため、お手入れにご使用になると細かい傷がつくことがあるため、ご使用はお避けください。お手入れの際は、マイクロファイバークロス、またはメガネ拭きのような柔らかい素材の布をご使用ください。

②お手入れは薄めた中性洗剤で

ミラーシールドの表面加工は、使用するクリーナーの種類によってダメージを受けることがあります。市販されているクリーナーの中には、ミラーシールドに不向きな成分が含まれているものも多くあります。そのため、市販のクリーナーのご使用は基本的に避けていただくようお願いいたします。シールドのお手入れには、ぬるま湯で薄めた中性洗剤を使用するのがおすすめです。

③衝撃や無理な力を加えない

シールド本体や表面加工は、強い衝撃や局所的な圧迫によって破損や剥がれが生じることがあります。着脱やお手入れの際は、丁寧にお取り扱いください。

これらの点にご留意いただくことで、ミラーシールドの性能と外観を長く維持することができます。

雨天時のご使用と取り扱いについて

ミラーシールドは、特に雨天時のご使用に際して注意が必要です。

EXTRA SHIELDには撥水コーティングが採用されており、ミラーコートの表面が水分を弾き、雨天時でもある程度の視界を確保できるようになっています。しかし、EXTRA SHIELDを含めてミラーシールドは雨水に濡れることで、表面のミラーコーティングが一時的に軟化する性質がございます。この軟化した状態のミラー被膜は非常にデリケートです。もし、雨に濡れたシールドにうっかりグローブなどで触れてしまったり、乾いた布などで水気を雑に拭き取ったりすると、軟化したコーティングに傷がついたり、剥がれが生じたりする原因となります。

そのため、雨天時のライディング後のお手入れは、普段以上に丁寧に行っていただくようお願いいたします。可能であれば、雨天時の長時間の使用は避けていただくか、ミラーコーティングが施されていない、通常のクリアシールドへの交換もご検討いただくことを推奨いたします。

推奨されるお手入れ方法

ミラーシールドのクリアな視界を保つために、定期的なお手入れをおすすめいたします。

①付着物の除去

シールドに付着したホコリや砂などの異物は、まず水で洗い流してください。付着物が付いたまま擦ると傷の原因になります。水をかける際は、蛇口から直接水をかけるのではなく、手や別の容器などで水をすくって優しくかけると、よりおすすめです。固着した汚れがある場合は、濡らした柔らかい布などをしばらく置いて汚れを浮かせてから、優しく拭き取ってください。