なぜSIDIは“有名パーツ”に頼らないのか ― 自前開発にこだわる理由 ―
May 11, 2026
バイクブーツやシューズの世界では、
- BOA®
- Vibram®
といった有名パーツブランドを採用する製品が数多く存在します。
知名度も高く、安心感もあるため、
それらを採用していること自体が“価値”として語られることも少なくありません。
しかし、SIDI は少し違います。
SIDIは、必要以上に外部パーツへ依存せず、
自社製品に最適な構造を自ら開発することに強くこだわってきました。
それは単なる独自路線ではなく、MADE TO PROGRESSというポリシーと
靴作りの職人集団らしい考え方から生まれた思想です。
SIDIが目指しているもの
ただ“有名なパーツ”を使うのではなく
「自社のブーツに最も合う構造を作ること」というのがSIDIの考え方です。
ブーツは世の評価が高いものを組み合わせれば良い物が作れるという訳ではありません。
パーツはライディング用に、SIDIのブーツの特性に一番適したものである必要があります。
また足首の動き、フィット感、操作性、剛性、耐久性すべてが連動している為、
パーツ単体の性能より“ブーツ全体としての完成度”を重視する必要があります。
そこまで追求するなら、自分で作るしかない。
こういった、職人集団らしい考えの元、自社開発を重視してきました。
BOAを使わず、TECHNOやNUUNを開発した理由
近年、様々な分野の多くのブランドで採用されているダイヤル式クロージャー。
その代表格がBOA®です。
BOAは非常に優れたシステムですが、SIDI は長年自社システムを採用してきました。
TECHNOシリーズ
SIDIは早い段階から細かな調整、確実な固定、ライディング中の安定性を追求した
TECHNOシステムを自社開発して展開してきました。
NUUNへの進化
そして現在は、より洗練されたNUUNシステムへ進化しています。
NUUNでは、操作性、軽量化、空力性能などをさらに追求。
ここで重要なのは、「BOAを使わなかったこと」ではなく
「SIDIが求める性能を、自社で追求したこと」です。
※TECHNO&NUUNについてはこちらから
ソールも“自社に最適化”する時代へ
同じことはソールにも言えます。
SIDIには、Vibram®ソールを採用するモデルも存在しています。
しかし近年ではCONCRETO、MATRIISといった自社開発ソールへ順次移行しています。
なぜVibramを使わないのか?
Vibramは非常に優れたソールメーカーです。
しかしSIDIは「SIDIのブーツに最適な特性」をより細かく追求する方向を選びました。
例えばライディングブーツには、接地感、剛性、耐摩耗性が求められますが、
これらは一般のウォーキングや他スポーツでは必ずしも求められるものではありません。
他のシューズとライディングブーツでは求められるものが異なるのです。
更には、オンロードとオフロードでも求められる性能に差があります。
SIDIは様々な分野で使われる汎用品ではなく、
“バイク専用”として最適化された、更には様々なライディング環境に最適化された
ソールこそが理想と考え、ソールの自社開発を進めたのです。
※CONCRETO&MATERIISについてはこちらから
有名パーツを使わない=劣る、ではない
ここは誤解されやすい部分です。
BOAやVibramは優れたブランドです。
しかし、“有名パーツを使うこと”と“完成度が高いこと”は別
SIDI は、有名ブランドの力を借りるのではなく、
自社製品に最適な構造を追求する道を選んでいます。
SIDIのこだわりとは
最終的にSIDIが重視しているのは、「パーツ」ではなく「ライディング性能」
- 足にどうフィットするか
- どう操作できるか
- どう動くか
そのために必要なら、自分たちで開発する。それがSIDIのスタイルです。
単なる独自路線ではなく「自社のブーツに最適な性能を追求した結果」です。
その積み重ねが、現在のSIDIを形作っているのです。
※リンク
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