新生活にジャストな通勤・通学グローブを選ぼう!
Apr 26, 2022
スプリング・ハズ・カム! 2022年度の新生活がスタートする春
このタイミングでこそチョイスしたい、デイリーユースの高機能グローブはどれだ!?
春の新シーズンが到来、生活がバイクとともにスタートする人もそのままの人も心機一転、ニューグローブを手に入れて気分も安全もリフレッシュしましょう! ということで2022年「春夏」新作バイク用グローブを中心に、通勤・通学にピッタリなアイテムを今回は探します。はてさて、選びのツボはどこにあるのでしょうか?
通勤・通学用グローブだからこそ求められる安全性とは?
「通勤や通学で使うバイク」と言われてイメージするのは多くの場合、ライトな排気量のスクーターや軽二輪くらいまでのミッション車だと思います。もちろんもっと大きなキャパシティのバイクでもいいのですが、どちらにしても気構えてフル装備で乗るというよりは、最低限のラゲッジとともに“サラッと乗る”というのがルーティンでしょう。
そんないつも変わらないデイリーなシチュエーションで使うグローブだから「軍手プラスαくらいのテキトーなものでいいや」「極薄の簡易的なグローブでいいでしょ」という意識はひとまずポイッと捨ててください。素手で、なんて絶対にありえません。なぜならそこに、大きな落とし穴があるから。ちょっと力みつつ最初にはっきりとお伝えしたいのは、通勤・通学というデイリーユースだからグローブの存在意義も軽く見ていいということはまったくありません! ということです。
グローブはヘルメットと同じくらい大切なアイテム
走行ルートこそ毎日同じかもしれませんが、大事なのは“それ以外”の諸条件にあります。気象条件、交通状況、さらにはライダー自身の健康状態など、日常だからこそ、それぞれのファクターに変化があるということをまず胸に刻んでください。そんなさまざまなファクターをまんべんなく“包み込んでくれる”高機能グローブこそ、通勤・通学用途のグローブに求められる不可欠のパフォーマンスだとidealは考えます。
ヘルメットを例にとると分かりやすいかもしれません。
ヘルメットは安全であることが何にも増して優先されるアイテムです。「スクーターだから」「チョイ乗りだから」というライダー個人の事情と、走行にともなう社会的な交通環境、それぞれは互いに何も関係がありません。ライトな感覚でバイクを乗るということと安全性の低いチープなヘルメットを選ぶことの間に、必然性はまったくないのです。
もっと簡単に言いますね。「たった半日の観光だから」と言ってライオンの歩くサバンナを身ひとつで散策する人なんていませんよね? シリアスな状況にはそれなりの対策と装備がいる、ということです。
……と、難しい話はここまで!(笑)
この春夏シーズンに活躍してもらう通勤/通学用グローブに求めたい大きな機能をまとめると、「ライトな装着感」「ヘタレないタフネス」「しっかりとした安全性」の3つになると思います。それらの条件をパーフェクトに満たしたidealの4アイテムを以下に紹介しましょう。
idealの新作レイングローブは
オールウェザーグローブでもある!
ID-016 リジェクト H2O
今季デビューしたばかり、ideal初の本格的レイングローブ「ID-016/リジェクトH2O」は全天候型のオールウェザーグローブと言ってもいい多機能グローブです。降雨をはじめとした耐候性の高さはもちろんのこと、idealシリーズに共通しているスムーズかつ快適な装着感はこのレイングローブでもしっかりと味わえます。
ストレッチ性のある防水・防湿・透湿フィルム「skin fit」を使用した3レイヤー構造を採用しつつ、ハンドルグリップを握り込んだ際のフォルムを想定した裁断とレイアウトにより、ごわつきなどの不快感を最大限減らすことに成功。通常走行でも快適なフィーリングが体感できるのです。さらに甲側にはインナータイプのハードプロテクターを、手のひら側にもウレタンパッドを装備させることで、快適性と安全性を両立させている点も欲張りでステキですね。
ひとつのグローブであらゆるシチュエーションに立ち向かおうと思っているアナタにはリジェクトH2Oが直球チョイスとなるはずです。
ライトな装着感を超えた充実のセーフティ機能
ID-009 シャイニー
「ID-009/シャイニー」はアウターに光沢のあるマテリアルを採用した、軽快な装着感がセールスポイントの高機能サマーグローブ。通気性を維持するサブリメンションプリント(昇華転写)加工が生地表面に施されており、ライトなフィールを損なうことなく夏の過酷なライディング環境を手もとで整えてくれる頼もしい一双です。
手のひらには不快な振動を軽減するアンチバイブレーション素材「Air Gel®」に加え、立体ソフトナックルプロテクターを採用。伸縮性の高いマテリアルとも相まって、快適なライディングを可能にしてくれます。着けはずしなどの使い勝手もバツグン、通勤/通学などのデイリーな街乗りでこそ使い倒してほしいですね!
ルックスを裏切らない極上コンフォートな通気性
ID-008 エアー
「ID-008/エアー」はその名のとおり、全身をメッシュ生地で覆う通気性バツグンな高機能サマーグローブです。
路面から伝わる不快なバイブレーションを吸収軽減する、手のひら側の「Air Gel®」は先のID-009/シャイニー同様の装備。いっぽう甲側には、009よりもさらに多くのエアーを取り込むべく、通常のメッシュ素材に薄手で目の細かい「Tメッシュ」を組み合わせた新素材メッシュを採用し、通気性の向上を実現しています。
外部からの衝撃に強いナックルプロテクター「IMPACT KNUCKLE」によって快適性と安全性を両立する008エアーですが、それら多くの快適/安全機能を備えてなおフォルムはアンダーステートメントな点にも好感が持てる、そんなシンプルシックな一品です。
idealコンセプトが“オール・イン・ワン”な超スタンダードモデル
ID-012 アクシス2
今季はじめてのリニューアルを受けたidealブランドのファーストモデルにしてトップセラーでもある「ID-001/アクシス」の正統後継モデル、それがこの「ID-012/アクシス2」です。
シンプルデザインやライトな装着感、抜群のタフネスさは先代001/アクシスからキープコンセプト。それら各種の基本性能を着実にバージョンアップさせつつ、新たなファンクションが各所に盛り込まれています。中でも「セパレートタイプのラバープロテクター」は、指を曲げた(拳を握った)ときに避けがたく生まれてしまう「甲側の“突っ張り”感」を解消する画期的なアイデアで、ナックル部分を二重(セパレート)構造にすることで実現することができました。
各部にメッシュ素材を多く採り入れることで、蒸れにくさと抜群のフィット感を両立させる定番012/アクシス2は、トータルバランスとコストパフォーマンスにおいて無敵なサマーグローブと言えるでしょう。
通勤・通学ユースに求められる機能は果てしなく多い
「原付スクーターだから」「距離もそんなに長くないし」というような理由でライディンググローブ選びをおろそかにしてはいけないこと、分かっていただけましたでしょうか。そもそも求められている条件がハイレベルな通勤・通学時にこそ、しっかりとした造りのグローブをぜひ選んでほしいとの願いがidealにはあります。
もし「idealのグローブ、ちょっといいな」と思っていただけたら、ショップ店頭での試着をオススメします。何種類もあるグローブはそれぞれ盛り込まれている機能にも差があるので、結果的に装着感にも“差”があります。MやLなどのサイズ表記はあくまで目安と考えていただき、モデルによって異なるフィーリングを実際に確認しつつ手のサイズにジャストフィットする極上グローブを選んでくださいね!
備えあれば憂いなし! ということで梅雨シーズン目前の次回は「レイン専用グローブ」の特集です。普通のグローブとどこが、どのくらい違うか? 欲しくなっちゃうまで分かりやす〜く説明しますので、お楽しみに!